食品メーカーの新卒採用において研究開発職は非常に狭き門となっております。修士卒以上となっている採用枠も多く理系食品系エンジニアの方は学部卒ではなく修士修了を目指す要因の一つの理由ともなっています。キャリア採用においてももっと狭き門となっており、食品開発経験者という開発求人が圧倒的に占めています。しかしながら転職希望者の方々は多くの方が研究開発職への希望を持っています、未経験者から研究開発職への転職を考えていきたいと思います。

20代第2新卒には開発職への道が用意されている場合もある

20代の学部卒や修士卒で社会人経験3年以内の方々がいわゆる第2新卒と言われております。こういった方々は転職市場全般にも言える事ですが、比較的転職先を見つける事は難しくない傾向にあります。企業の採用においても新卒採用で採用が充足できなかった企業が第2新卒に活路を見出して採用するケースがあります。しかしながらこのような企業は大概が中小企業となっており、大手食品メーカーはほぼ第2新卒で開発系求人を出すことはほとんどありません。
企業規模にこだわりがなければ比較的スムーズに未経験でも応募可能な開発求人を探すことは難しくないでしょう。問題は勤務地となります、食品メーカーの研究所や工場・ラボなどは郊外に立地する事が多く現在居住する地域内で探すとなるとタイミングもありますが中々意中の開発求人を探すのは難しくなってくるので、現在の住まいから通える範囲で未経験OK開発求人探すより、プライオリティを未経験開発と設定しある程度地域を広げて転居も辞さないという構えが必要かもしれません。

研究職はキャリア採用にはほとんど求人として出てこない

農学系・生命科学・バイオなど食品系の理系バックグラウンドの方の志向で多いのが研究職への転職を考えている人も多いです。しかしながら食品メーカーの研究職はキャリア採用においてはほとんど存在しないと考えた方が無難です。利潤追求企業でもあるメーカーにおいて新たに外部から人を採用して風上の研究職を拡充するよりかは、メーカーとして売れる商品作り、消費者目線のモノづくりを第一優先にしているにほかなりません。また研究費に予算を多くさける企業はやはり大手食品メーカーとなってきます。
それでも研究職を志したいという事であれば、事業会社であるメーカーなどではなく社団法人や財団、もしくはアカデミックな組織にはある程度研究職求人もありますが、中々研究開発未経験で受け入れる求人というのはかなり少なくなってきます。

⇒食品開発未経験者が食品メーカー研究開発職へ転職する道その②

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