キャリア採用の面接は転職を成功へと導くのに非常に重要なポイントの一つです。営業やマーケティングで日頃色々な人と接する機会の多い職種の人なら問題ないでしょうが。食品業界の開発者や分析担当品質管理を行なっている方でたまに、面接のときに面接官の目を見て話すことが出来ないという相談を受ける事もあります。実際手を動かして黙々と業務を行う事が多く、学部を選ぶ時にも技術力を身に着けたいと志して理系の道に進まれたはずですので、中途採用面接で文系の人のようにうまく立ち振る舞うことが出来なくとも仕方ありません。しかしながら面接での視線はその人の自信の表れだったり人物像を見て頂くのに大事になってきます、そのあたりのポイントを解説します。

キャリア採用面接での目線はどこに?

実際によく『目を見て話せ』という事が通説のように叫ばれたりしますが、実際に普段から目を見て話す癖のついていない方が面接だからと言って無理に面接官の目ばかりを見てしまっては会話どころかムードもぎこちなく面接自体も盛り上がりに欠け、もしくは少し怖い人だなんて評価をもらってしまう事もあるかもしれません。
面接での視線のポイントはどうすればいいのかというと、ネクタイの結び目を見るというのが一番無難とされています。目がばっちり合う事はないのですが、しっかりとコミュニケーションをとるスタイルとなっており不自然さはありません。目がきょろきょろ泳いでしまって落ち着きのない人だと思われるよりかはずいぶんましになります。
理系の食品エンジニアの方には人と接するのが得意ではないという人も少なくありません、無理に人懐っこくコミュニケーション力があると見せるよりかも実直さであったり、真面目さなどを人間性として打ち出しながらも技術力や知識がきちんとあることをアピールできれば問題ないのですから、特に目を見て話すことを意識するよりかはネクタイの結び目やのどぼとけ付近を視線のポイントとしながら相手の顔を見て話すようにしていきましょう。

面接では目線がどうこうよりかもその人から出る雰囲気を判断材料とする

とある中小企業の社長さんは中途採用の面接において、目を見るといいます。言葉だけ聞くと目が合わない人材は不採用になってしまうのかと思いますが、そうではなく目つきを見てさらにその目つきや雰囲気から出るオーラを見て人物像を見極めると仰るのです。
これには面接の極意の一端が垣間見えます、オーラとは決してきれな言葉や、やる気のあるコメントだけでは表すことが出来ないのです、表面的にやる気があると回答しても実際には自信のあるなしや、回答に対する熱意や情熱などその人から発せられるオーラ的なもので採用の可否を判断しています。決して目線や視線だけで採用の判断が下るわけではなく、その人の姿勢や回答の言葉そしてスタンスなど総合的に判断されます。目線はその一つと考えさらりと出来るくらいには訓練しておきたいところです。

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