転職する目的はそれぞれその人によって異なってくることでしょう。最近私共転職エージェントに転職相談に訪れる方の中には、かなりの社歴を持っていて、それぞれの転職理由を聞くのですが、なんとなくそれなりの理由はあるのですが、取ってつけたような理由でやみくもに転職を重ねている方もいらっしゃいます。こういう方は転職に苦戦します。企業によっては社数が何社以内ときちんと決められている会社もあるくらいです。転職には明確な理由を持ちやみくもに転職歴を増やしては絶対にいけません。
転職歴は何社くらいまで大丈夫なのか？
あるインターネット調査で、３０歳前後の転職経験者にアンケートを実施したところ、約90％以上が転職歴１・２回で、過半数以上となっています。ここで３回以上となると、気に入らないことがあると辞める癖があると思われる危険性が大です。昨今の人材サービス会社の過剰なまでの広告投資を見ていると安易に転職に踏み切ってしまう若者が後を絶たないという話もわかるような気がいたします。転職自体にきちんとした目的を持たないとさらに転職歴を重ねてしまう危険性が大いにあります。一概に社歴が何社までが転職できる出来ないはないのですが、20代の方では3社は多い、30代の方で4～5社は多い、40代の方で5社以上は多いと私共転職エージェントは感覚知で感じてしまいます。社歴が1社の方がいますが、私たち人材紹介会社の間ではきれいな経歴と呼んだりします。出来るだけ社数の少ない方の方が転職には有利に働きます。
転職するにはある程度しっかりとした考えを持つ
転職において失敗しない転職を行なうためには、自分の目標とする姿、こうなりたいという姿をイメージして１年後・２年後そして将来どうなっているのか、そのために転職という道を選択し自分のキャリアプランを描いていくという事をしていかないと気づくと転職歴ばかり重ねて当初考えていた方向とは全然違うキャリアを歩んでしまっていたという方も少なくありません。転職にはしっかりとした目的、考えを持って行動する事が大事になってきます。
やみくもに転職歴を重ねない
転職回数を重ねていくと、年収も下がり、自身のスキル経験も薄いものとなってしまい、転職自体が失敗だったということになってしまいます。転職に失敗しない為には、必ず方向性を定めて転職を決断し、転職活動も軸がぶれない行動をしていく必要があります。是非転職活動自体はご自身の社会人としてのキャリアの大きな分岐点です。慎重に行動をして失敗しない転職を実現して下さい。
