食品業界の動向、現状、シェア、売上高、純利益、勤続年数、平均年収等のランキング。食品業界全体の現状や動向、傾向を報告。市場規模は19兆2,940億円と大きなマーケットには間違いございません。また転職マーケットとして興味深いのは、平均年収が585万円と全業種123の中でも75位と平均よりやや下に位置しています。最近の原料高で食品メーカー中心にコストダウンを図るなど、採用を控えめにする企業も見受けられます。そんな食品メーカーの現状の報告です。

安定産業と言われる食品産業、業界の規模間も堅調に推移。

平成27-28年の食品業界の業界規模(主要対象企業125社の売上高の合計)は19兆2,940億円と対象企業125社中18位と大きな産業と言えます。また数年前の全体的に市況が落ち込んだ時でも微増もしくは昨対と同じくらいで推移しているのには、食品業界がまさに安定産業と言われる所以ではないでしょうか。しかしながら業界規模の割には平均年収があまり大きくないというのも安定産業であるが故にというところかもしれません。平均年収は、対象企業125社中75位と中間よりもやや下に位置しています。

為替の影響及び、原料高をうけて

国内食品メーカーのほとんどが原材料を輸入に頼っている現状では、円安の影響を大きく受けると共に、昨今の原料高と合わせて企業業績に大きな影響を及ぼしています。いろいろな部分を内製化してみたり、サプライヤーの選定をシビアにしたりと企業努力のかいもありさほど大きな影響を見せてはいないようには一見見えますが、採用に関しては研究開発ポジションなどでは一部採用を控える会社も見受けられています。

今後は海外に活路を見出す

少子高齢化、人口減の日本社会において国内の需要は減少していきます、そんな中大手食品企業を中心に海外展開へ活路を見出す企業も数多くあります。今後もこの動きは加速するものと推定されます。

参考出展;業界動向SEARCH.COM 食品業界 http://gyokai-search.com/