理系食品系エンジニアには未経験からでも転職は可能かどうかを考察していますが、研究職はかなり難しい状況です。開発求人への応募は第2新卒であれば大手企業を目指すのでなければ食品メーカーの開発職としての道は開けています。また商材にこだわりを持たず、勤務地も限定しないのであればかなりの選択肢が広がってきます。それ以外にも正社員雇用ではない契約社員や派遣社員といった雇用形態を選ばなければかなり広き門となる事でしょう。また、最近の中食産業の好調を背景に開発職の求人も増えており、栄養士や管理栄養士有資格者などの方であれば未経験でも開発求人に応募できる可能性が広がっております。

雇用形態を柔軟に考えてみる

こちらの人材紹介会社(転職エージェント)グロリアス・サーチのHPをご覧いただけているという事であれば、ほとんどの方が正社員を希望されている方が多いのではと思われます。正社員で未経験開発への道というのは年齢を重ねれば重ねるほど開発ポジションに就業できるチャンスは転職市場においては難しくなってきます。
しかしながら、派遣就業という事を視野に入れるのであれば話は別になります。理系で学生時代に農学系・バイオ系・生命科学系の学部・学科を卒業していれば未経験でも開発系のポジションに就く事は出来る可能性もあります。派遣就業においては紹介予定派遣という6か月以内の派遣期間を経て、直接雇用に切り替わり、契約社員や正社員に登用される制度です、こちらの紹介予定派遣などを経て正社員の開発ポジションへ就業する道も選択肢としてはございます。
しかしながら派遣就業で気を付けたいのは、そのポジションにもよりますが大体が業務の範囲が限定されていて、アシスタント的なポジションだったり、開発とはいえ裁量権はほとんどなく機器のオペレータ的なポジションだったり、アプリケーション開発でも補助的な仕事が多数を占めています、ですので正社員志向の方にとっては少し窮屈感を感じてしまう事も少なくありません。また、派遣就業から正社員を希望される方も大勢いる中で、次の転職先を探すのに思わぬ苦戦を強いられてしまう事もあります。正社員で働きたいと強い希望があるのであれば、正社員就業にこだわって転職活動を行なわれた方が得策と言えます。あえて何が何でも開発系がいい、補助でもアシスタントでもいいので研究開発に携わりたいという方向けの雇用形態であると認識をしていただく必要があります。

中食のベンダー系企業は栄養士・管理栄養士の有資格者にとっては開発への道がある

コンビニ向け弁当や総菜、スーパーの総菜など最近中食の産業が非常にシェアを拡大しており、食品産業の中においても注目をされています。そんな中、採用難の売り手市場の景況感の中にあって、総菜開発などのポジションは経験者のみならず、未経験者にも採用枠を拡大している企業も少なくありません。その場合、栄養士や管理栄養士などの食品系の有資格者であれば応募可能という求人もございます。
一般の食品メーカーと異なり、中食系の工場は365日稼働している場合も多いので求人を土日祝日に限定しなければ、中食の開発職も検討されてもいいのかもしれません。

⇒食品開発未経験者が食品メーカー研究開発職へ転職をする道①

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