昨今の売り手市場を背景に食品企業の採用も困難を極めている企業様が多くあるのではと思われます。特に20代を中心とした若手営業の採用はかなり難しい状況となっております。私共人材紹介会社には食品業界未経験でも営業経験があれば応募可能という求人は数多く寄せられてはおりますが、他業界への流出がかなり多くその対策として早急な書類選考、面接のセッティングが人材採用のカギとなってきています。採用が難しい今だからこそ早急な対策で将来有望な若手採用が実現できるように対応していきましょう。
どこの産業でも若手人材の募集を行なっている
食品業界のみならずほぼすべての業界において、30歳までを対象年齢とする20代若手採用枠はかなり拡大しています。食品業界において、理系採用の商品開発、品質管理、生産技術/製造などは比較的若手採用がうまくいっているケースも多くありますが、それが営業求人となると話は別です。営業経験者をターゲットとした若手営業求人はほぼどこの産業においても募集をしており、応募者は特に産業にフォーカスをしていない求職者がほとんどとなります。やりがいや企業の知名度そして年収、早く裁量権を持った仕事が実現可能かなどに転職の志向を重視して転職先を見極めているような雰囲気があります。そうなってくると多少派手さの薄い食品業界の営業求人は多少見劣りをしています。各企業の採用担当者の皆様にあっても、中々若手の営業採用が応募がない、いい人材が集まらないなどの悩みも多いのではないでしょうか。
若手採用に対応するには独自性を打ち出す・スピード感を持って対応する
先日、食品業界は未経験者で安定産業である食品業界への転職を希望される方のご登録がありました。業界経験未経験で応募可能な営業求人数社をご案内していたのですが、そのうち何社かで面接を設定しようとしている最中、とあるITサービス企業で内定が出たので食品会社の面接も早めて頂きたいとの要望があったのですが、時すでに遅しで内定段階とこれから1次面接を設定という段階とではスケジュール的に合わず結局は内定が出た会社へ入社を決意という事がありました。登録面談から他社への内定まで10日というスピード決着で私共と致しましても最大にスケジュールを早める努力はしたのですが、他業界の採用スピードの速さに面食らうとともに採用の上手さを見せつけられた事例でした。当の本人様は食品業界での就業を希望していたのですが、スピード感が全く異なりました。人物的に非常に好感の持てる人物像でしたのでどこの会社も欲しがる人材とお見受けした矢先でした。他業界の採用の動きもグリップしていたので、焦りとともにスピードの違いをまざまざと見せられた結末です。この例は極端だとしても、出来るだけ早めに先行して他社より早めの内定という動きを取って頂く事で人物重視の採用はより確実性を増していくのかもしれません。また最近の求職者の方は営業の仕事内容も重視していますが、何を学べる環境なのか、仕事とプライベートの充実度などといったことを重視している傾向もありますので、営業がどういう組織かそして働き方などより見える化をすることで御社求人の魅力付けになる可能性もあります。独自性を打ち出して採用活動をより確実性を増していかれることで採用の近道となりえる可能性があると思われます。