2016年の全業界を対象にした日本企業によるM&A件数は、2015年と比べ増加しました。その中で食品業界の件数も微増し、依然活発な動きをしているとの前提で、代表的な事例も含め2015年11月以降に発表されたM&Aニュースを一覧にまとめたものを配信しています。少子高齢化、人口減少による国内市場の縮小と原材料の価格高騰など、厳しさを増す食品業界。食品メーカー・卸の再編をまとめた2015年の記事では、経営の効率化や規模の拡大を目指し、企業の買収・合併M&Aが起こっていると紹介した。その後もM&Aの動きは続いている。ハウス食品グループ本社によるギャバンの完全子会社化や、コカ・コーラウエストとコカ・コーライーストジャパンの統合が決まるなど、大きな動きがあった。特に、海外企業とのM&Aを進める大手企業が目立ったという。
「大手企業は、国内で今以上に市場シェアを広げるのは難しい状況のため、海外市場を目指す動きが活発になっています。その中でも、アサヒグループホールディングスによる、SABMiller社の欧州ビール事業の買収は、合わせて1兆2千億を超える巨大案件でした。
(引用/フーズチャネルhttps://www.foods-ch.com/shokuhin/1484793718645/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter)