食品業界を根底から支える食品商社、卸・代理店など、食品専門商社にはどのような求人があり、どんな人たちが働いているのか、職種なども交えて解説していきます。商社求人のほとんどは営業などの文系職種が中心となりますが、品質保証的業務として規格書作成チェック業務など品質管理のような輸出入業務の一環として行われる仕事もあります。

食品商社の求人の中心は営業職<h1>
食品専門人材紹介会社、グロリアス・サーチに依頼が寄せられる食品商社の求人の中心は営業職となります。海外から商品を輸入して国内のお客様へ販売(営業)をしていく仕事が中心です。英語が必要かどうかはその会社の業務の流れがどうできているかによって大きく変わってきます。加工食品などを現地で加工して輸入するタイプだと、大体が英語は必須条件となります。サプライヤーの選定や加工食品工場の立ち上げ・選定などもすべて営業が風上から風下まで行うパターンです。一方会社の中に輸入専門部隊があり、営業は国内のお客様に集中できる環境を整えている場合もあります、この場合は英語は必要とはなりません。英語に関しては将来の職種転換やステップアップの材料として輸出入商社に在籍するのであれば英語が出来たことのメリットの方が大きいので後からでも構わないので英語を勉強した方がいいのかもしれません。またメーカー的機能を持っているような会社は別として商品を輸入してくる企業の場合製品を作るわけではないので、商品開発などの理系求人はほとんど見かけません。
 

 輸入商社輸出商社

海外からモノを仕入れるか、もしくは日本の食材を海外へ輸出する会社なのか、それともそれを同時にやる会社が多いのかですが、転職市場における求人の大半は輸入商社となります。実は、輸出商社にいて今後は海外に日本の良質な食材を輸出したいと考えている転職希望者は非常に多いのですが、そこに需給ギャップが生じてしまっている実情もあります。魚やエビなどの海外食材を冷凍や缶詰で日本国内に展開する食品商社が非常に多いです、その他パイナップルやバナナなど日本ではあまり生産されない食材をそのまま輸入してくる場合もあります、また健康食品や食品添加剤などの食品原料を輸入してくる場合もあります、輸入商社の業態・取り扱い食品はさまざまです。
また、日本の食品を海外へ展開する場合ですがこちらは大手総合商社などと組んで海外の販売網を構築していくケースや日本を代表するような大手食品メーカーにある職種・求人となりますので中々人材紹介会社に独自案件としてある非公開求人とはなりにくいのが現状です。
職種は、法人営業・技術営業、海外の業者とのやり取り、サプライヤー選定、商材加工などがあります。また海外から日本へ食品を持ってくるには成分が日本の基準に沿っているかどうかなどの規格書の作成チェックなどもあります、これは栄養士・管理栄養士も対応可能です、その場合品質管理/品質保証経験者などが優遇されます。